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受講の感想

「ビジネスで役立つ傾聴講座」を受講して 

「ビジネスで役立つ傾聴講座」 受講生  永見 保浩

東日本大震災ボランティアでサロン活動というのがあります。仮設や復興住宅の集会所で被災者の方たちと語らいながら、傍らでマッサージや整体なども受けていただき心の安寧と交流をはかろうとするものです。

活動に先立ってよく注意されることは、相手の話に「傾聴」するようにとのことです。例えば事前に指定図書を読んでの予習や、簡単なレクチャーも受けたりします。いずれも、相手を肯定的に受け入れながら、こちらから離すことは最小限にして、聞くことに専念し、相手を認めなさいという趣旨です。

今回の「傾聴」講座は、そういうイメージでもとらえていましたが、講義が進むにつれて、非常に深く、難易度が高いものがあることに気づかされました。

まず、相手を受け入れ、相手の話すことに向き合うということは当然ですが、いかにして相手が本当に言いたかったことや、訴えたことをいかにして引き出すかということです。

それには、相手との信頼関係をわずかな時間で構築しなければなりません。次に相手が話しやすい雰囲気とか場をつくることも大事です。話しが進みやすいように、聴き手も的確に言葉を投げかけ、間と呼吸をつくりながら、最終的には、相手の本当に言いたいことを引き出すことです。

今回のワークショップを見ても、聴き手は「傾聴」と言いながら、先のように話し手をわずかにリードすることで、話し手が最も訴えたいことを聞きだしているように見えました。それが話し手の意識にあるものでなく、意識下にあるものまで引き出されているようで、ここまで傾聴のレベルに至るには、非常に高度で、相当な力量が必要なのではと思いました。

話しは変わりますが、整体を生業とするうえで、単に腰が痛い、肩が凝りを治すだけでなく、本来その人が意識下の体の裡で訴えたいことを聴きとる「体への傾聴」を心掛けています。言葉だけでなく、相手の身体へ手をあてることで、意識・身体を通した交流を通じて相手の裡からの要求を聴き出し、的確に応じていくことで、相手だけでなく双方が、より元氣になることを目指したいと思います。

受講講座:「ビジネスで役立つ傾聴講座」(2019.1.9~4.17)

 

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