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受講の感想

「ビジネスで役立つ傾聴講座」を受講して 

「ビジネスで役立つ傾聴講座」 受講生  渡島 英夫

このたび、東和空先生による傾聴講座を受講させていただきました。

【受講の目的】
受講にあたっては「ビジネスに役立つ」との言葉に惹かれて受講しましたが、職場の人間関係を考える上で、また管理者として悩みを抱える部下といかに向き合うかを念頭に今回の講座に臨みました。

【傾聴に対する認識】
「傾聴」についてはこれまでも東先生の活動や講座などを通じ言葉としては知ってはおりましたが、どちらかというと福祉や医療などの分野で活用されるカウンセリング等の技法のひとつであるとの認識でした。今回の講座は傾聴に仏教的な考え方(唯識)を取り入れたものでしたのでより興味を惹かれました。

【傾聴とは】
「傾聴」とは何か?ということについて傾聴とコーチング、コンサルティング、セラピー・カウンセリングとの違いで確認してみます。[コーチング、コンサルティング]は「目標・目的をいかに達成・実現するかを共に考え、導く(相手の行動の変容を促す)」結果重視のビジネス寄りな手法です。一方、セラピー・カウンセリングは同様に問題が解決することを目的とはしますが、セラピストやカウンセラーはクライアントとともに過去を振り返り、様々なことがらについて問題の原因追求のため過去を振り返り、様々な事柄について深く掘り下げていきます。原因追及から問題の解決を急ぐのではなく、気づきを促すことにより徐々に解決・回復に結びつけるといった感じでしょうか。最後に「傾聴」ですが、傾聴と他の手法との違いは 傾聴者と相手は終始対等な立場にあるということ(コーチング、コンサルティング、セラピー・カウンセリングいずれも共に考え解決に導くパートナーという存在ではあるがあくまでも第三者という立場)、「深いレベルで、相手をよく理解し、気持ちを汲み取り、共感する」聴き方を持つということになります。

【傾聴と仏教的考え方】
東先生曰く「傾聴」をする上で大切なことは仏教でいう「空」の考え方(この瞬間を無限に共に生きようとする精神性)を理解し、実行することです。それは二極の思想から離れ、思い込みや先入観を取り除いて相手の話を聴き(共感)、観る(立体的に)ということです。

【傾聴するために必要な準備・体質作り】
前述の仏教的な考え方を踏まえ、傾聴を行う上での準備と心構えについてみてみます。1.主観を排し、自分がどういう者であるか、ありのままを観ること、2.自己への気づきと自覚を意識すること、3.思考を整理して生活すること、4.規則正しい生活から変化を感じること、 5.正しい事(八正道)を心得ていること、6.修業をしていること(六波羅蜜)が挙げられます。

【チームワークづくりに役立つ傾聴とは】
講座の中で「チームワークづくりに役立つ傾聴」のパートが特に印象に残りました。チームワークの良いチームの7つのポイントを以下に挙げます。1つはチームの指向性(共通の姿勢・性質・ゴール)、2つ目はリーダーシップ(チームの方針戦略を明確に示すリーダーの存在)、3つ目はモニタリング(メンバーの活動に対する観察と認識により、強みを相互理解している)、4つ目はフィードバック(モニタリングして得た情報や自分が元々持っていた情報を使って、メンバーの強み・弱みを克服するアドバイスが行われている、5つ目は相互支援(業務に追われるメンバーを主体的にサポートできている)、6つ目は相互調整(役割と役割の間を埋める働きができるメンバーの存在がある)、7つ目はコミュニケーション(雑談ができる関係性がある)それぞれのポイントで傾聴力が必要であり、重要であることが理解できました。

【今回の講座を通じて学んだこと】
傾聴はビジネスだけでなく教育・福祉・医療・家族あらゆる人間関係において必要なものであると感じました。今後、AIやICT技術などによって、今まで人がやっていた仕事が機械やロボットに置き換わる時代に入っていく中で、世の中は便利になる反面、人間関係はさらに様々な立場や考え方が生まれ、これまで以上に複雑になるような気がします。人の心のあり方、生き甲斐・働き甲斐、もっと言えば人が生きる目的を深く考える上で、傾聴を学び、実践することは、大変意義深いことであると思われます。今後、今回学んだ知識を生かし、職場において実践を積むことで傾聴力を高めていきたいと思います。

受講講座:「ビジネスで役立つ傾聴講座」(2019.1.9~4.17)

 

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