原爆詩人 栗原貞子の平和思想と実践

  • 講 師 : 松本 滋恵(「原爆文学」研究家 ) 
  • 日 時 : 木曜日  13:30 ~ 15:00
  • 会 場 : 上幟教室 ( 広島市中区上幟町10-15-201 畠田ビル 2F )
  • 定 員 : 20 名
  • 受講料 : 全6回 10,000 円 / 各回 1,800 円
日 程 内 容
第1回 4月 9日 (木) 栗原貞子の研究の動機 ・ 栗原貞子の人間像
第2回 4月23日 (木) 戦時下で詠んだ 「黒い卵」 を読む
第3回 5月 7日 (木) 原爆被害を直叙的に詠んだ 「生ましめんかな」「原爆で死んだ幸子さん」 を読む
第4回 5月21日 (木) ヒロシマを詠う 「私は広島を証言する」 「ヒロシマというとき」 を読む
第5回 6月 4日 (木) 栗原貞子のその他の詩について
第6回 6月18日 (木) 詩人として 運動家としての栗原貞子の位置づけ

講座の趣旨

『中国新聞』(2019/10/11)の文化欄に「栗原貞子の詩と論考イタリア語に翻訳・刊行」との掲載がありました。また、3 年前の『朝日新聞』(2016/6/1)には「加害と向き合う原爆詩 栗原貞子『ヒロシマというとき』韓国語で翻訳版」との掲載がありました。

これらの報道から、栗原貞子が少しずつではありますが、評価されていることが窺えます。栗原貞子は被爆者でしたが、被爆の実相を詩に詠んだだけでなく、上記の新聞の見出しにあるように、加害と向き合い「原爆被爆者も加害者である」と明言しました。

貞子は、社会が敗戦後の平和憲法から少しずつ乖離し、「核」が平和利用として使用されることを危惧し、詩作だけにとどまらず運動へと生涯をかけました。この講座では、なぜ、そのような状況に至ったか、作品を通し、人間像を追求したいと思います。

現在は、米国やロシア、中国はじめ核保有国の軍拡の動きは目に余り、核軍拡大への歯止めがなくなってしまう現状があります。このような時だからこそ貞子を研究するには、時に叶うと思い、受講生とご一緒に勉強するのを楽しみにしています。

講義内容チラシ「原爆詩人 栗原貞子の平和思想と実践」をみる (PDF)

講師紹介

松本 滋恵 (まつもと ますえ)

1942年、広島市中区生まれ。1945年、広島において被爆。1963年、中央大学法学部入学 中退。2004年3月、放送大学教養学部「生活と福祉」課程卒業。同年日本心理学認定心理士証取得。2006年3月「発達と教育」課程卒業。2012年3月、「人間の探求」課程卒業。2014年3月、放送大学大学院文化科学研究科文化科学専攻修了。修論「原民喜、峠三吉」。2016年9月、「自然と環境」課程卒業。2019年3月、広島女学院大学言語文化研究科日本言語文化専攻博士後期課程修了。博論「栗原貞子論―反戦・反核・平和を掲げ行動する詩人として―」。博士(文学)学位取得。著書『わたしのフィールドワーク原民喜と峠三吉』。原爆文学研究会、日本文芸学会、日本平和学会、全日本大学開放推進機構の会員。