- 講 師 : 坂根 俊英 ( 県立広島大学名誉教授 )
- 日 時 : 火曜日 13:30 ~ 15:00
- 会 場 : 上幟教室( 広島市中区上幟町10-15-201 畠田ビル 2F )
- 定 員 : 30 名
- 受講料 : 公開講義 500円 ・ 講座 12,000 円(学生6,000 円)
日 程 | 内 容 | |
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公開講義 | 10月 17日 (火) | 作品をどう読むか 文学の力とその魅力 |
第 1 講 | 10月 31日 (火) | 泉鏡花の「高野聖」を読む なぜ青年・僧の命は助かったのか |
第 2 講 | 11月 7日 (火) | 萩原朔太郎の幻想詩 亡き恋人の魂を求めて |
第 3 講 | 11月 21日 (火) | 賢治童話の幻想世界 死に至る汽車の旅 |
第 4 講 | 12月 5日 (火) | 梶井基次郎の幻視 ドッペルゲンガーを見た男 |
第 5 講 | 12月 12日 (火) | 太宰治の昔ばなし 「お伽草紙」「魚服記」など |
第 6 講 | 2018年 1月 9日 (火) | 坂口安吾の怪奇小説 桜の花は怖ろしい |
講座の趣旨
小説や詩などの文学作品を私たちはどのように読めば、その作品の魅力を深く味わうことができるのでしょうか。
この講座では、写実的なリアリズム系統の作品ではなく、現実を超えた幻想的な要素を含む近代文学を特にとりあげて、読解のまな板にのせます。そして、その作品をどのように読み解いていけば、その作品がはらんでいる深い魅力に迫ることができるか、読者の皆さんとともに考えていきたいと思っています。
どの作品も読んでわくわくするような面白さに満ちており、深く味わえば味わうほどその魅力に心が惹きつけられていきます。作品の自由な読み方も許容しながら、思いがけない新鮮な解釈もお示しできたらいいなと考えています。どうぞお越しくださいませ。
講師紹介
坂根 俊英 ( さかね としひで )
1944年、山口県生まれ。広島大学大学院文学研究科修士課程修了。尾道短期大学、県立広島大学(2009年3月まで)教授、専門は「日本近代文学」。現在、県立広島大学名誉教授。 日本近代文学会、日本社会文学会の会員。主要著作、『萩原朔太郎 -詩の光芒―』渓水社(1997年刊)等。